グローブ

【文】:搭杢煉瓦 【OD 入れ替わり R-18】 ある日の夜。時刻は21時頃のこと。 30代前半くらいの淫らな格好をした女性が道をウロウロしていた。片手には黒のグロ ーブを装着している。 「んー、誰もいないねー」 と、そのとき前方からセーラー服を身に付けた少女が現れた。少女は眼鏡を掛けて髪形 は三つ網をしていた。 少女はとても真面目そうな雰囲気を漂わせていた。 それを見た彼女は少女の目の前に立った。 「あ…あの、何か私に御用ですか?」 「ええ、ちょっとの間だけあなたの身体を借りるわね!」 「えっ!!」 彼女はグローブで少女の頭を触り力強く握った。 するとグローブから電流が流れ二人は地面に倒れた。 「あ、いたたたっ、いきなり何するんですか?…あっ、あれ?」 少女は身体の違和感にすぐに気が付いた。 声がいつもとおかしい。それに身体が疲れかけている。 服装に目をやるとわざと男性に見せびらかすかのような大胆で破廉恥な服装を身に付け ていることに気が付いた。 そして少女が前を向くと少女と同じくらいの年齢のセーラー服を身に付けた少女が倒れ ていたのだがすぐに立ち上がった。 少女はそのもうひとりの少女の姿を見て驚愕してしまった。 「な・・・なんで?なんで私が目の前にいるの?」 「ぐふふ。大分驚いているみたいだねぇ」 立ちあがったもうひとりの『少女』は少女を見ながらニヤニヤと笑みを浮かべて言った。 さらに『少女』は語り続けた。 「へぇ〜、これがあんたの身体かい。胸は小さいし、セックスが未経験のようだけど・・・ ・・・新鮮で若々しい身体だ。まぁ、悪くない。この身体、ありがたく使わせてもらうよ」 少女は怪しい笑みで言った。 「これは・・・・どういうこと?」 「ぐふふ。この『入れ替わりグローブ』であたしとあんたの身体を入れ替えたのさ。戻ろうと 思ってもこのグローブから流れ出るエネルギーが大量に消失してしまったため一度使った ら一週間ほどまたないと回復しない。このグローブは当分使えないってわけで当分はあん たに成り済まして生活するよ。悪く思わないでね」 「そっ、そんな・・・・酷い。私の身体返してよ!」 「残念だけどそれはできない相談さ。まぁ、でもあきたら返すよ。それまであたしの身 体でも満喫しててね」 「そんな勝手な・・・・私の身体・・・・返してったら!」 すると・・・・ 「んぐっ!!」 彼女と身体が入れ替わった少女は気絶した。 「やれやれ、まったく聞き分けのない子だね。あきたら返すから心配しなくてもいいよ 。さてと、この真面目っぽいこの子をどう改良してやろうかねー」 そのときだった・・・・ 「よぉ〜、待たせたな、恵子」 「遅かったね、昭雄」 「わりぃ、わりぃ」 柄の悪そうな彼女と同年齢くらいの金髪に耳にピアス、派手な服装をした男が現れた。 彼氏なのだろうか。男友達なのだろうか。 彼は親しげに話していた。 「へぇー、この子がお前の新しい身体ってわけか。いいじゃん。真面目そうでw」 「まぁね。いかにも優等生っぽい雰囲気だねぇ。物足りない部分もあるけど・・・・」 「そんなこといいじゃん。俺は構わないよ。さっそく帰ってから楽しもうぜ」 「ええ、そうね。楽しみましょ」 男性と『少女』はそう言い、手を繋ぎ何事もなかったかのようにその場に去って行った。
そして深夜の1時頃。とあるボロアパートの二階にある一室で・・・・ 「う、うぅん、あぁん、気持ちいい・・・・」 「はぁはぁ・・・・いい・・・・いいぞ・・・恵子・・・・」 「何言ってるの?私は中学3年生の真奈美よ〜。恵子じゃないわぁ」 「はぁはぁ・・・・そうだったな。真奈美・・・まったくお前ってオンナは最高だよ。真面 目そうな顔してこんなことするとはな・・・・」 「ぐふふ。まったくね。こんなところ家族や友達に見られたら終わりね。でも今日はい っぱい楽しみましょ。・・・・私、勉強ばかりでこんな気持ちいいこと初めてなのぉ〜。 今夜はたくさん私の身体を苛めてねぇ♪」 『少女』は少女の口調を真似て言った。 「しゃーねーな。俺がたくさん逝かせてやるよ」 「ありがとう・・・昭雄さん・・・・」 そうして男性と優等生風の真面目そうな『少女』が淫らに絡み続けた。 (了)
※執筆:2010/07/22(執筆途中で放置) ※加筆修正:2012/09/03 ※公開:2012/09/04 ○「おなにっき(((( *ノノ)」トップページへ戻る「SS置き場」トップページへ戻る
 
inserted by FC2 system