ゴミ捨て場にあったモノ

【文】:搭杢煉瓦 【皮モノ、18禁】 12月の末の冷えきった深夜2時頃のこと。 忘年会で友達と居酒屋で飲んでいた帰り道に俺の住んでいるアパートの近くに全裸姿の 中学生くらいの少女がそこに目を開けたまま座っているのを見つけた。 「お、おい。そんなところにいたら風邪引くぞ!」 俺は少女に向かって言ったのだが応答はない。 仕方なく手で揺するとその少女に体温は冷たかった。 これはもしかして死んでるんじゃないのかと思ったのだが背中にファスナーが付いてい るのを発見した。 どうやら少女の姿に似せて作られた着ぐるみのようだった。 俺はその着ぐるみがなんとなく気になりアパートの自室に持っていくことにした。 部屋に着き電気・暖房を付けてしばらく休んだ後、その着ぐるみについて調べることに した。 女性の身体は今までに触ったことはないのだが発達途中の胸や女性器・肌の感触・髪質 など・・・・・・・・・それは着ぐるみと言えど妙にリアルであり人間に近く先ほどま で生きていたように感じる。 背中にあるファスナーはどうなのかと開いてみると中身が着ぐるみと同様に何もなかった。 「ああ、やっぱりこれは着ぐるみなのか・・・」 俺はそう思いつつも中に少し手を入れてみた。 俺の身体は大柄でありこの着ぐるみには入らないだろうなぁ、と思ったのだが着ぐるみ がゴムのように伸びるらしく手がすっぽりと入ってから収縮し小柄な着ぐるみの手とフ ィットした。 それが分かると俺は全身を入れることにした。 すると同様に俺の身体がその着ぐるみにすっぽりと入ってから収縮し小柄な着ぐるみと フィットした。 そしてファスナーを閉めて姿見を見ると俺の姿はなく代わりに一人の少女の姿がそこに あった。ちょっとした下心で胸を揉んでみたり、秘部を触ってみると今までにない快感 が伝わってきた。 今までに味わったことがないのだがこれが女性の快楽だろうか。 俺は人間のようなこの少女に似せた着ぐるみに理性を奪われてしまった。 俺はなんだか眠くなったのでこの少女の着ぐるみを着たままパジャマを着て眠ることに した。 そして翌朝、目が覚めてテレビでニュースをたまたま見ると昨日からひとりの少女が行 方不明になっているらしい。 なんでもその少女はこの近所で目撃されたのが最後のようで・・・・。 俺はそれを見た瞬間、心の中で変な胸騒ぎをした。 もしかしてこの着ぐるみは・・・・・。 (了)
※執筆:2012/12/30 ※公開開始日:2012/12/31 ○「おなにっき(((( *ノノ)」トップページへ戻る「SS置き場」トップページへ戻る
 
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