不可抗力(第5話)

「考えて見れば俺の身体、あそこに置いておくと2、3日も経たないうちに誰かに見つ かってしまいそうだな。仕方ないから俺の部屋に移すとしよう」 結奈(孝雄)は公衆トイレを即座に出て今度は駅のほうへ向かった。駅には人がそこそ こおり人がチラチラとこちらを見ていた。 プリーツスカートのシルエットが盛り上がっており中にある突起物が気になっているよ うだった。 だが結奈(孝雄)は人目を気にせず進み男子トイレの中に堂々と入っていった。幸いに もトイレの中には人は誰もおらず大騒ぎにならなかった。 そしてある個室を開けるとそこに30代男性がスヤスヤと眠っていた。 「しっかし、よくこんなところで眠れるなぁ」 結奈(孝雄)はそう囁くと鞄からカフェイン剤を取り出した。それを自らの口の中に入れ 眠っている孝雄(中身は結奈)に口と口とを通じそれを飲ませようとした。 カフェイン剤が孝雄(結奈)の口の中に入り飲み込んだ。 そして数分経つと・・・・ 「うっ・・・・うう・・・・」 「おっと王女様のお目覚めだな。おはよう、結奈ちゃん」 「あ、あなたは・・・・そうだ、私の身体・・・・私の身体を返しなさいよ!!そ・・ ・・・・それにスカートのほうがなんか盛り上がってるけどなんなの?」 「ああ、これか。これはチンポ(ペニスバンド)だよ。興奮すると思って付けてみたん だよ」 結奈(孝雄)はプリーツスカートを捲りペニスバンドを見せびらかした。 「どうだ?いいだろ?」 「やだぁっ!気持ち悪い。今すぐ外してっ!」 すると・・・・・ 「あん♪こんなに気持ちのいいもの外せるわけないじゃないっ〜♪これがついてるだけ で女の子なのに男の娘の気持ちが味わえるんだよぉ♪ぐひひぃ」 結奈(孝雄)は孝雄(結奈)の目の前で肉棒(ペニスバンド)を触り扱いてみせた。 「あぁん〜、何これ、気持ちいいっ、気持ち良すぎるっ!あんっ、私、オトコのチンポ で逝っちゃいそう〜〜。はあああん〜〜♪」 「ふざけないで!私の身体を使って変なことしないでっ!」 「私の身体?何言ってるの、おじさん。これは私の身体・・・・・稲葉 結奈のものだも ん。自分の身体で何をしようが勝手でしょw」 「稲葉 結奈は私よ!!」 「またまた訳のわからないことを。鏡を見てごらん。あんたはどこからどうみても稲葉 結奈じゃなくてただのキモいおっさんにしか見えないから。自分が結奈と名乗りたいな ら証拠を見せてごらんなさいよぉ」 「それは・・・・・」 「ほら、ないでしょ。私はこの通り見ればわかると思うけど私が『結奈』である証拠が たくさんあるから。例えばココを触るとね・・・・ぁんっ、きもちいいっ、いつもの私の カンカクだぁ〜・・・はぁはぁ・・・このままだと・・・・わたし・・・男子トイレで いっちゃう〜〜・・ってね♪」 結奈(孝雄)はペニスバンドを外しショーツを脱いで秘部を指でやさしく撫でついでに 胸を揉んで喘いで見せ、孝雄(結奈)の心境をひたすら弄んだ。 「ひ・・・・ひどい・・・・・鬼畜・・・・悪魔・・・・鬼っ!!」 孝雄(結奈)は泣き叫んだ。 「おいおい、良い中年おじさんが泣くもんじゃないよ。まぁ、そうだな。俺もそれほど 鬼じゃない。・・・・・俺の住んでいるアパートの部屋に『身体が元に戻る機械』がある から返してほしければ一緒に来るんだな」 「ついて行ったら私を元に戻してくれるの?」 「ああ、元に戻してやるとも・・・・。心配するな」 結奈(孝雄)は全く出鱈目なことをたくさん囁いた。 (うくく、元に戻すわけないだろwまんまと引っ掛かったなw) 結奈(孝雄)はそう心の中で呟き孝雄(結奈)を連れ男子トイレから出て行った。 (第6話へ)


※執筆:2012/11/23
※公開開始日:2012/11/23



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