身体強盗の性活 第7話「加奈、事件を起こす。」



昼休みになり・・・・

加奈(亮司)は女子トイレの個室に籠り、鞘香(兵吉)に電話をかけた。

『よぉ〜、兵吉!お前、今日確か学校が午前中に終わるって言ってたよな』

『そうでやんすよ?』

『だったら頼みがあるんだ。これから俺のいる学校で事件を起こしてくれ・・・・・!』

加奈(亮司)は鞘香(兵吉)と携帯電話を通じて怪しいやりとりを行っていた。
そして15分が経過し加奈(亮司)は個室から出てきた。怪しい笑みを浮かべ何かを企
んでいるようだった。

(へへへ、放課後が楽しみだぜぇ〜)

「どうしたの?加奈ちゃん。そんなににやけて。何か良いことでもあったの?」

「うん。ちょっとね!」

・・・・・・姿見の前で小柄で黒髪でミディアムロングヘアの大人しい雰囲気がする少
女が話しかけてきた。
記憶によると彼女も加奈の友達で古枝 智恵(ふるえだ ともえ)という名前らしい。

「二人とも、急がないと午後の授業に遅れるぞ!!」

「あ、ごめん。明日香ちゃん。今行くね」

そして目の前にいる大柄で金髪でウェーブがかかっているロングヘアでツリ目をしてい
る少女も加奈の友達で西凪 明日香(にしなぎ あすか)というらしい。

他にも加奈にはいろいろと友達がいるようだが今回、一緒に遊ぶのは美帆と智恵と明日
香の3人らしい。

加奈(亮司)はこの3人にターゲットを絞り、弄ぶことにした。

午後の授業もこれまでと同様に加奈に成り済ましたまま平穏な女子高生ライフを送った。
だが最後の授業が終わった直後……校内放送が流れた。

どうやら、不審人物が校内に侵入したようだった。
その人物は黒いフードを被り正体がわからないように身を隠しているとのことだった。
危険が及ばないように教室から出ないように生徒らに指示した。

「大変!加奈ちゃんと美帆ちゃんがまだ理科準備室に・・・・不審人物に遭遇しなけれ
ばいいんだけど」

「先生!私、心配なので行ってきます!」

「だめだ。今は危険だ。不容易に動かないほうがいい」

「そんな・・・・」


そのとき理科準備室では・・・・ 「ねぇ、加奈、私たちどうしよう?」 「安易に動かないほうがいいと思う。もう少しだけここでじっとしてよう」 「そうだね、加奈。ここでじっとしていれば安全かもね」 「うん・・・・・」 加奈(亮司)は携帯電話を弄りながら笑顔で言いメールを送信させた。 ≪3階の理科準備室にいる。今すぐこっちに来い!≫という文章が書かれていた。 (その通りだ。ここでじっと待っていればいいと思うぞ。嬢ちゃんよぉ〜。嬢ちゃんは 俺が守ってやるよぉ〜、はははは!!) 加奈(亮司)は心の中で呟いた。 と、その数分後・・・・ 何者かがドアを叩いた。 「え・・・・もしかして・・・嘘でしょ!!」 美帆は恐怖のあまり震えはじめた。 「怖がらないで。私がついてるから・・・・鍵だってちゃんと閉めたしあきらめると思う よ(ははは、なんてな。逆に予め緩めておいたのさw 後もう少しで入るな、きっとw)」 そして数分もしないうちに鍵は負け扉が開いてしまった。 黒フードを被った人物・・・・怪人が二人の少女に近づいてきた。 (さてと、正義のヒーローの見せどころかな) 加奈(亮司)は美帆の前に立った。 「これ以上、近寄らないで!私の大事な友達には指一本触れさせない!!」 「加奈・・・・私のために・・・・・」 加奈(亮司)は美帆の前で彼女を庇う振りを始めた。身を呈して友達を守ろうとする勇 敢で正義感の強い少女を演じて見せた。 『うるさい、この生意気なガキめ。これでもくらえ』 「うぐっ・・・・」 怪人はスタンガンを持ち加奈(亮司)に当てた。加奈(亮司)は床に倒れた。 「そんな・・・・加奈・・・起きて・・・加奈!!」 『さてと残りはお前の番だな、覚悟するがいい』 「いっ、いやあああああああ〜〜!!」 その叫びも空しく美帆は電気ショックで気絶してしまった。 怪人は彼女が気絶するを確認すると黒フードを取った。そこには一人の男性の姿があっ た。男は加奈(亮司)に向けて耳元に小声で『作戦通り彼女を気絶させたでやんす』とい うと床に倒れた加奈(亮司)は笑みを浮かべ起き上った。 「よくやったぞ!兵吉!これから一緒にこの嬢ちゃんと生物の実験でもしよ〜ぜぇ」 「いいでやんすね〜、あにきぃ。さっそく、始めるでやんす」 「ああ、そうだな。正義の味方・・・・加奈ちゃんタイムはこれで終了だ。これからは 悪人であるこの俺様の出番だな、ぐへへへへ!!!」 加奈(亮司)は少女には似合わない下品な声で笑った。

(第8話へ)

        

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