女子高生おじさん 第8話「私とおじさんの休日」



金曜日の深夜1時頃。10階建てのマンションの最上階にある一室にて。
姿見の前でひとりの女性がブラウスに赤いリボン、チェック柄のプリーツスカート、ハ
イソックスといった高校の制服を身に付けていた。

「この学校の制服も私に似合うかしらね。それに棚崎さんのこの・・・・部室に置いて
いった濡れたショーツとても温かい。私の集めたコレクションの中でも最高傑作だよ」

彼女はニヤリと笑みを浮かべ自身の姿をじっくりと鑑賞していた。彼女は制服を身に付
けると実年齢よりも若く感じ大人びてはいるが女子高生にも見えなくもなかった。

他にも部屋には他の学校の制服と思われるものがたくさんあり彼女はそうした服・下着
を身に付け喜びに浸っているようだった。


「あれ、日付が変わってる。今日は金曜のはずじゃ・・・・」 『今日は土曜日で学校は休みだよ』 「え、どういうこと?」 『金曜の朝、俺が目を覚まして気付いたら嬢ちゃんが倒れてたから俺が代わりに学校に 行ってやったぜ。・・・・朝に何かしたのか?(まぁ、分かってるけどw)』 「あっ!」 私は金曜日の朝にしたことを思い出し恥ずかしくなり顔を真っ赤に染めてしまった。 「・・・・う、うるさい!おじさんには関係ないじゃない。それよりも私の身体で変な ことしなかったでしょうね」 『それなら大丈夫だ(まぁ、嘘だけどな)。俺を信じてくれ』 「まぁ、いいわ。信じてあげる」 私は日が過ぎる度におじさんに対して無意識のうちに寛容になっており馴染んでいた。 最初会って合体した時は不快な想いをして拒絶していたのだが、おじさんの男の身体の 素晴らしさに気が付き今ではおじさんは私の身体の一部として切っても切れない存在と なっていた。 土日は普段部活があるのだが今週に限っては休みとなっていた。 私は気晴らしに外を散歩することにした。 『これから何処行くんだ?』 「特に決めてないわ。どこか行きたい場所でもあるの?」 『いや、特には・・・・』 「まぁ、いいわ。今日も外では私にあまり話しかけないでね」 『ああ、分かってるよw嬢ちゃんに迷惑はかけないさ(まぁ、嘘だけどなw)』 私はそうしておじさんとやりとりをして街をブラブラと歩いていると一台の車が私の目 の前で止まった。 「棚崎さんじゃない・・・偶然ね・・・・」 「あ、先生、こんにちは」 私は偶然、恵理子先生と道でばったり会った。 「暇なら私の住んでるマンションに来ない?」 「え、行ってもいいんですか」 「ええ、もちろんいいわよ。ちょうど退屈していたところなのよ」 「ではお言葉に甘えて・・・・」 私は先生の住んでいるマンションに行くことにした。 そこから10分後のこと。大きなマンションに着いた。 「着いたわよ・・・」 「へぇ、先生・・・・ココに住んでるんですかぁ・・・すごく高そう・・・・」 「そんなことないよ・・・・さぁ、中へ入りましょ・・・・・」 そうして先生は私を引き連れ、10階建てのマンションの最上階にある一室に着き中へ 入った。 「わぁ、すごく綺麗!」 「ありがとう・・・・棚崎さん・・・・・」 先生の部屋は大人の女性の雰囲気が漂っておりとても落ち着いていた。 私は客間であるリビングルームに案内され紅茶をもてなされた。 「この紅茶すごくおいしいです」 「そう・・・それは良かった。今日はゆっくりして行くといいよ・・・・棚崎さんのこ ともっと知っておきたいから・・・・」 「え〜、そんなに興味を持たれても何も出てきませんよぉ」 「そうかしらね」 「あれ・・・なんだか急に意識が・・・・」 私は徐々に意識が薄くなり眠ってしまった。 「ようやく眠ったみたいね。それにしても棚崎さんの寝顔ったら可愛い・・・・私の妹 にでもしたいくらいね」 先生は眠っている私の頭を撫でながらニヤニヤと笑みを浮かべながら囁いた。

(第9話へ)

        

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