雨時々ザーメン2 第3話「絶望の毎日」
次の日の朝・・・・智香は目が覚めた。だが、身体が勝手に動き立ち始めた。
智香は昨夜の出来事を思い出した。今現在、自身の身体の中には秀明が寄生しており主
導権を彼に握られているということを・・・・
『あ・・・・あわわ・・・・』
「おっと、お目覚めかい!あのときみたいにショックで起きないかと思ったぞ」
『今日こそ私の身体を返してよ・・・・』
「嬢ちゃんもしつこいなぁ。俺はこの身体が気にいったんだ。もうあきらめなよ」
『・・・・ひどい・・・かえして・・・かえして・・・かえして!!!』
智香は何度も叫んだのだが智香(秀明)は無視し続け学校に行く準備をした。
智香は智香(秀明)の行動を一日中ずっと眺めることしかできなかった。やりたくもな
いこと嫌らしい行為をやらされ、とても辛く感じていた。
そして放課後になると・・・・
「玲奈ちゃん、今日も一緒に遊ぼうね♪ぐふっ、ぐへぇ、ぐへへぇ〜〜」
いつものように智香(秀明)は玲奈に声を掛けた。
『やめて・・・もうこれ以上、玲奈ちゃんに手を出さないで・・・・』
智香(秀明)は智香の心の声を聞き入れることはなくさらに煽った。
「今日は新しくかった玩具で遊ぼうっか。刺激的でとっても気持ちいいんだよ。ぐひひぃ」
「・・・・・」
玲奈には拒否権がなく今日も智香(秀明)に無理やり手を引っ張られ家まで連れられた。
家に着くと昨日と同様に智香(秀明)は玲奈を部屋に連れた。そして・・・・
「玲奈ちゃん、ちょっとそこで待っててね。ぐひひぃ」
智香(秀明)はトイレへ向かい中へ入り鍵を閉め、便座に座った。
「よぉ、嬢ちゃん。見えてるよなぁ・・・」
『これから・・・・玲奈ちゃんに何をする気なの・・・』
「よくぞ聞いてくれた。これから二人の嬢ちゃんでレズビアンショーをしようと思って
てね・・・・とことん目に焼き付けてるんだぞ、ぐへへへ」
『や・・・やめてええええ・・・・』
智香(秀明)は智香の心の嘆きを聞き入れることなくトイレを後にし部屋へ戻った。
「さぁ、嬢ちゃん。今日はこの玩具を使って一緒に遊ぼうぜぇ、ぐへへ」
「・・・・」
智香(秀明)は両頭バイブを取り出した。
「さ・・・さぁ・・・中に入れろ・・・・ぐひぃ、ぐひひひ〜〜」
「やぁ、やああああ!!」
「おっと拒否権はないんだぜぇ。この嬢ちゃんがどうなってもいいのかい?」
「わかった・・・・やる・・・」
「そうこなくっちゃな。・・・んうん、良い返事だよ、玲奈ちゃん。・・・・・今日も
一緒に嫌らしいこといっぱいしようね♪ぐひひぃ〜〜」
「・・・・・」
玲奈は無言で智香(秀明)の指示に従った。
『玲奈ちゃん、お願い、気付いて・・・・・もう・・・もうそんなことしなくていいの
。この男の言うことなんて聞く必要ないんだから・・・・・』
だが、玲奈には伝わらなかった。
『玲奈ちゃん気付いて・・・・・あの時玲奈ちゃんに許さないと言ったことを謝りたい
。気持ちを伝えたいのに、伝えられない。どうすればいいの?しかも話せることも出来
ないし、これからも私の真似をしているこの男が私たちを苦しめるだけ・・・・。だから
、玲奈ちゃん気付いて、男の言うこと聞いじゃあ駄目だよ。私はもう誤解晴れてるし、私
から離れて玲奈ちゃん・・・・!私はどうなっても構わないから!!』
だが、智香の心の叫びは一向に玲奈の耳には届くことはなかった。
そして今日も女の子同士のフェスティバルを終えると・・・・・
「ぐははは、今日も最高だったぞ。また明日もよろしくな!」
「・・・・う・・・うん・・・・」
玲奈は落ち込んだ様子で頷き家に帰って行った。
『うう・・・・酷過ぎるよ・・・・・こんなの・・・・・・』
智香も心の中で泣きながら囁いていた。秀明に対する憎しみが以前よりも一層募った。
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